愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『日本の凶悪犯』

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今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。

そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。

本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。

紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。

しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。

こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。

もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。