愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『仕事論』藤村忠寿 嬉野雅道

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水曜どうでしょう、という北海道で放映していた番組のディレクター二人が著者です。

番組はDVDになって450万枚というかなりの売り上げなので、ご存知の方は多いはずです。

バラエティー番組で、とにかく面白いです。

真面目な話はほとんど出てこないため、この二人が真面目に仕事論について語るのは、とても貴重な気がして本書を手に取りました。

 

会社で生きていく方が、自然でメリットが大きい。

組織へ依存することから抜け出そう。

自分たちが面白いと思うことをやる。

お金は必要だけど、それだけが目的ではない。

 

真面目なことを、二人がたくさん話すような対話形式で本書は進んで行きます。

ところで、途中からとても読みにくくなってしまいました。

私の頭の中で、大泉洋が喋るのです。

「おいおい、藤村くん!君は何を偉そうに、仕事論を述べているんだい?」

本書で二人が真面目に述べれば述べるほど、様々な声が聞こえてきます。

「君が?そんなことをよく言えたもんだなー?」

などなど。

勝手に再生されるのです。

きっと、どうでしょうをガッツリみた人には同じような現象が起きるはずです。

 

著者紹介で、それぞれ数冊著作があるのを見つけて、ずっこけそうになりました。