愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

+スーパーマリオブラザーズ

今週のお題「人生で一番高い買い物」 小学校二年生のとき、ファミリーコンピューターを買いました。 当時で約一万四千円。 正しくは、さらにソフトも買わなければ遊べないので、もっとしますけど。 さて、親の許しが出て意気揚々と買いに行きました。 隣の市…

『プレジデントfamily』

雑誌、プレジデントでファミリーについて書いてあるものです。 本書は子どもの読解力をいかにして伸ばすか? についてが書いてあります。 確かにこの方法をしたら、子どもの読解力は伸びるような気がします。 でも、父さんがすすめても、きっとやらないんだ…

『ふがいない自分と生きる』渡辺和子

老いると様々なものが自分から離れていく しかし老いて初めてわかることもある そんな自分と向き合い、満足して生きる あなたは変われる そうすると周りが変わる 子どもが将来困らないように 「命」がと言うより「あなた」が大切 この世に無駄なものはない …

『100分de名著 日蓮の手紙』

インドのアショーカ王は「法による統治」を行った 一切の人々はみな我が子 日蓮は『貞観政要』の思想も取り入れていた 正義と勇気 ただ庵にこもらず、人生の全てを実践していた 神に頼る気持ちは無い 信徒に送った手紙には、人としての温かみがある さらにユ…

『超訳イエスの言葉』白鳥春彦編訳

救いとは生き方の本質的的変化 物質的に満たされるのではなく、心が安らかになること 他者ではなく自身が救う イエスは喩えをよく使う、喩えは誤解されやすいのにもかかわらず適切な語彙がまだなかったためか? 評価の物差しなどない それぞれの生き方でこそ…

『朗読ワークショップ』青木裕子

意識しない自然の声がいい 気のおけない相手に伝えたいことを話すような 名詞をはっきり丁寧に 早いシーンは早く 自然に、気負わずに 悲しい文章でも透明にカラッと 自身の気配を消して我を出さない 読み方がいくつもある漢字にはルビを振る 人物のセリフに…

『マイ遺品』みうらじゅん

収集癖がすごい著者による、そのコレクションを紹介してもらう著書です。 と言っても集めているものが本当に特殊で多岐に渡ります。 だから何を集めているか?どうして集めているのか?などの文章を読むだけでも十分に堪能できます。 タイトルの遺品は、著者…

『清く貧しく美しく』石田衣良

それぞれの収入は決して高くなく、結婚に踏み切れない同棲する男女、が主人公です。 お互いを褒め合うことをルールとして決めている、相手のことを思いやる気持ちに溢れている、そんな二人の日々。 応援したくなるけど、ふと日本経済に思いを馳せてしまうよ…

『世界史とつなげて学べ超日本史』茂木誠

最新の分子生物学では日本縄文人のDNAはチベット人に近いことがわかっている 天武天皇が唐の支配を脱するため遣唐使を中止した 唐が弱ったチャンスに再開し、独立国だと認めさせることができた 遣隋使も政治的な独立を維持するために行われた 正規軍を持たず…

『ダライ・ラマ子どもと語る』クラウディア・エンリケ 森内薫 中野直紀

ドイツ人の40%がダライ・ラマはお手本になる人物だと言っている 若者は聡明で、将来の問題を理解している 中国共産党がダライラマを脱出させてしまったと言うニュースを毛沢東が聞いたときに「私たちは戦いに負けた」と言った 母が一人っ子に対するように、…

『ギャグ語辞典』

有史以来言葉があり、言葉は説明や記録や意思疎通に使われてきました。 そして、相手を笑わせるためにも。 本書は日本で流行したギャグを、数十年前から集めてそれぞれ解説しています。 ガチョーン 飛びます、飛びます そんなのカンケーねー アイーン 宮迫で…

『ヒンドゥー教 インドの聖と俗』森本達雄 中公新書

ヒンドゥー教は日本の生活習慣に溶け込んでいる 大日如来、梵天、帝釈天、閻魔、護摩 祖先の霊に水や食物を備える 死体は魂の抜け殻 荼毘にふし、墓を作らず、天国に通じる川に流す インドの宗教は不殺(アヒンサー) ジャイナ教、仏教、ヒンドゥー教 ヒンドゥ…

『知識を操る読書術』Daigo

目的を決めて読み始める それに沿った読み方をする アウトプットする 読み進めにくい難書はその人がレベルアップするチャンス スキミングでまず読むかどうかを判断する 表紙と帯 目次で良さそうな笑を選ぶ その章読む→知っていることと知らないことが半々な…

『あぶない一神教』佐藤優 橋爪大三郎

宗教について相談する場合、朝キリスト教か?との仏教か?まで具体的にするのが重要 超越的な世界がある、それを信じる人がいると認める →一神教 キリスト教も仏教も人間の救済を求める 「救済宗教」 イスラム教で最も大切なのは「唯一」の 旧約聖書でペルシャ…

ホーム画面

今週のお題「ホーム画面」 スマホのホーム画面の人気画像を調べたものを見ました。 犬や猫などのペット 恋人や連れ合い 子ども 好きな芸能人 その中に、初期設定のまま、というものがありました。 それを見て、そうだよなぁ、余計な手間がかかることをしない…

『ブッダの瞑想法』地橋秀雄

瞬間的に1つの対象に集中した方が記憶力がアップする 鍵を開ける時 見た→鍵を鍵穴に入れた→回した→抜いた→手を縮めた→手を戻した カラスが鳴いてそれを見る時 音→イメージ(妄想) →見た→ (カラスだ)と思った 知覚対象は6つ 見た、聞いた、嗅いだ、味わった、…

『100分de名著 銀の匙』中勘助 斎藤孝

本を読んだら、その言葉を引用して誰かに話すと覚えやすい イギリスの裕福な家庭では、子供の洗礼時に銀のスプーンを送っていた 将来お金に困らないようにと作ることもある 読書するのと体験するのは矛盾しない 体験の動機になることもある 体験の意味を再確…

『教養としての世界史の読み方』本村凌二 PHP

西洋における君主はリーダーだが、独裁までの権利ははない 新大陸のじゃがいも、とうもろこしによりヨーロッパの人口は激増した アフリカ(リビア)出身でローマ皇帝になった人もいる 民主制は悪くするとポピュリズムになる ローマ人は宗教的誠実さがあった ロ…

『世界史を大きく動かした植物』稲垣栄洋

小麦で種子が落ちない変異株を人類は発見した 食料になる、増やしてそれを確保できる これが農業の始まり 農業は安定して食料を得られるが重労働である 保存できる種子から(富)と言う概念が生まれた 富を求めるために農業に縛られるようになってしまった 南…

『100分de名著 人生論ノート』三木清 岸見一郎

幸福は各人オリジナル、成功と同一ではない ある種のスポーツとしてなら成功を追うのは健全である 幸福自体が徳 ゲーテ:人格こそが幸福 娯楽は生産的、創造的なものが良い 寝たきりでもドイツ語学習、意識がさらに低下してきたら本の読み聞かせを希望したと…

ベネツィア

今週のお題「好きな街」 イタリアを周遊する旅行中にベネツィアに行きました。 小さな船に揺られて。 着いたのは夜でもはや暗くなっていたので、何となく心細いような、それでいてウキウキするような感覚で、気持ちは泡立っていました。 昔は教会として使用…

『最高の死に方最悪の死に方』近藤誠

安楽死、尊厳死、自死。どれも人や国により考え方は違います。本書は医師として終末医療に携わってきた著者による、最後についての医療のお話です。日本では鎮静 = 安楽死 寝たきりで点滴のみ2年間、視線は動く、わずかに表情が動く程度、という状態はある …

サボったらダメ、ですよね?

今週のお題「サボりたいこと」 心臓を動かす。 吸って吐いてを繰り返す。 消化と吸収。 ホルモン分泌。 痛覚受容。 伝達物質の放出、受容。 あー、全部サボりたい。

『世界でいちばん素敵な神話の教室』蔵持不三也

世界中に神話は数多くあります。 その中から、メジャーなものをピックアップして紹介してくれています。 ギリシャ神話 北欧神話 などなど。 ロキ、クー・フーリン、アポロン。 神様にも半神半人にも魅力的な人物が沢山います。 成り立ちも不思議だし、なぜそ…

『人間の偏見動物の言い分』高槻成紀

蝙蝠は中国で好かれている 福と同じ発音のため 18から19世紀に航海のためあちこちの無人島にヤギを放した。人の食物として役立ったが、生態系を壊した。 欧米では知能が高いからという理由でイルカを保護しようという人たちがいる →なぜイルカの調教に反対し…

『寂聴生きる知恵 法句経を読む』瀬戸内寂聴

法句経は、原初のブッダの言葉をまとめたものです。 かなり真理と言える物が多く納められている書物です。 さて、本書はそれを瀬戸内寂聴氏が読んで、解釈したものです。 いい本です。 原著の内容はいいし、現代の様々なことに引き当てて解説しているのも面…

『わかっちゃいるけど、ギャンブル』

いい大人たちが大真面目にギャンブルについて語っているのが、本書です。 場の流れがある。 確率を、相手の心理を、あるいは負ける者の気持ちを知る。 それらは、人としての成長や深みが出るために必要な何かがある。 という屁理屈。 とも取れるのですが、だ…

『夏井いつきの超カンタン俳句塾』

俳句の良いところ オープンエンド: 終わりがなく常にその先がある 花鳥風月、当たり前のことに気づき直す 発見や気づき→ドーパミン放出 3分3 (自由な分)ではなく音韻分(決まった形式)のため、脳が刺激される 自身の病や死も材料として客観視できる 発想を面…

『田辺聖子の人生あまから川柳』田辺聖子

大人の男、大人の女性、男女の川柳を多く掲載しつつ、それを解説しているち著書です。 関西弁って、いいですね。 そのバリエーションも含めて。

『韓国大統領はなぜ悲惨な末路をたどるのか?』

たしかに韓国の大統領はその任期を終えた後に、逮捕されたり自殺に追い込まれたり、散々な末路を辿っているなぁ、という印象はありました。 本書は各大統領のそんな経緯をまとめつつ、状況や理由も解説しています。 納得出来るわけでは無いのですが、韓国と…