オードリーの若林正恭が著者です。
人見知りの芸人さんとして、というわけではないでしょうけど、頑張っていて面白い、素敵な芸人さんです。
そんな著者が、人見知りのまま社会人になってから、まともな社会人生活を送っていく様子をエッセイとして綴っています。
著者は人見知りなだけでなく、かなりの中二病です。ネタがあちこちに迷走するだけでなく、様々なことが普通では考えられない方向に行ってしまいます。
一人で公園のベンチに座り、何も考えないことに挑戦して、あれ今何も考えないようにと考えてしまっているぞ、というくだりなどは、完全に常軌を逸しています。
ところで実はこれ、自分でもやったことがあるのです。
そのため、恥ずかしい共感がありました。
そういう楽しみ方が出来る人は稀かも知れませんが、なんとも言えない面白さがあるのは確かです。