愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ぼくが見た太平洋戦争』宗田理

f:id:kazuyoshisan:20230227224954j:image

ぼくらの七日間戦争』などの著者である、宗田理氏の著書です。

太平洋戦争当時、著者は少年でした。

その少年の目から見た現実の身近な出来事を、本書では書いています。

何をしたか、どう感じてどう考えたか。

大人ではない目なので政治や社会情勢についてはほとんど言及されていません。

しかし子どもだからこそ、その子を読者は追えるからこそ、戦争の酷さが際立つ部分もあります。

世間にそういうものは多くありますが、戦争も間違いなく理不尽なのですよね。